sunny side studioのブログ

大阪府泉南市のwelding&iron products(溶接DIYとアイアン製品)工房兼ショップです。

モルタルで溝を埋めてみた。セメントとモルタルとコンクリートの違い

こんにちは。サニーサイドスタジオのたかしまです。

 

先日床下の溝にモルタルを流し込んで埋める工事をDIYでやってみましたが、色々混乱したのでまとめてみました。今後同じようなDIYを考えている方の参考になれば幸いです!

 

 

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◾️工事の内容

板張りの床を剥がしたら、モルタル塗りの土間がでてきた。大きな溝がありつまずく危険があるので、モルタルを新たに流し込んで埋めたい。

 

 

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◾️用意したもの

インスタントセメント 20キロ×2袋

水8リッター

左官コテ 

柄杓

大きなプラスチック箱

 

 

まずホームセンターの資材売り場でモルタルを物色。様々なものが売られていますが、名称はバラバラなのでどれを買って良いのか迷いました。「家庭用モルタル」や「業務用セメント」など、よく分からないので「家庭用」と書いてある物をチョイス。

必要量は袋に書いてありますが、少し多めに買っておいた方が良いかと思います。乾燥して固まった部分の上からもう一度塗っても剥がれてくる心配があるので、できるだけ一回で。

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 袋に書かれている水の分量を良く守り、少しづつ水で溶いていきます。ホットケーキミックスを混ぜる要領と同じ。ただ乾燥している状態だと粉が舞うので、マスクはしておいた方が良いと思います。作業中に多少水分が飛んでくるので都度水を足して使いやすい硬さにしておきます。

 

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流し込む溝の底に乾燥した砂や砂利があるので、ある程度綺麗に掃除しておきます。乾燥した砂の上にいきなりモルタルを流し込むと水分を持っていかれて馴染みが悪くなります。その為、砂等はある程度取り除いておくのと、流し込む部分水湿らせておくのがポイント。

 

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流し込んだらコテで綺麗に馴らしていきます。乾燥して目減りするので少し盛り上げ気味にしておきます。

 

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乾燥すると 白くなります。

 

◾️まとめ 

・セメント→モルタルコンクリートの元になる材料

モルタル→セメント+砂+水

・コンクリート→セメント+砂利+砂+水

 

コンクリートは建物の基礎やビル等、強度が必要な部分に使用し、モルタルはコンクリート表面の化粧仕上げやブロック等の接着剤として使用するようです。

 

ホームセンターでは色々な名称があるので「家庭用」とか「簡単」と書いてある物をを選べば大体「モルタル」なので水で溶くだけで使えます。ややこしいのは業者が使うような「セメント」や「混ぜる為の砂」がバラバラに売られている所があり、既にセメントと砂が混ざっているモルタルと一緒に並べて販売されています。「インスタントセメント」と「セメント」という名称の商品が並んでる…。

 

今回わからないまま購入したのは「インスタントセメント」ですが、砂も混じっているので水で溶くと「モルタル」になります。じゃあモルタルって書いてくれれば良いのですが、「セメント」と言った方が一般の人は分かりやすいので「インスタント」をつけて商品名にしているようです。

 

建築業界用語はややこしい…というブログですが実際名と通称名(商品名)が違うというのは業界あるあるなので、少しづつ気付いた事はまとめておきたいと思います。

 

ともあれ数日経っても割れや剥がれはなさそうなので上手く行ったようです。

 

 

※2017/8/9追記

モルタルとコンクリートの違いが分かりにくいと言われるので、イラストレーターの人に相談。

可愛らしいキャラクターを描いてくれました。物事を人に伝えるのは文だけじゃ無くこんな方法もあるのだと感じました。

 

 

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