お盆休みと整理整頓。
こんにちは
サニーサイドスタジオのたかしまです。
相変わらずお盆休みも無く毎日ゴソゴソと開業準備を進めています。
台風が去ってからは乾燥しているのか、風が涼しくて気持ち良いです。エアコン無い作業場で動いていると気候の変化に敏感になりますね。
今日は壁に貼った有孔ボードに取り付けるフックの製作とオリジナルパーツの試作を行いました。
有孔ボード用のフックは針金を買ってきてペンチ曲げ曲げ。治具を使わないとバラツキが出ますが自分用なので気にせず製作。作業していると涼しいのもあって黙々と製作できました。
これで作業場が更に片付きます。
昼からは金具を使わないシェルフを製作。
定番の形ですが良くできたデザインだと思います。これをはじめに考えた人に感謝です。
バンドソーは素人切断でも精度が出しやすく±1mmといった程度です。
余っていた針葉樹合板を差し込んで取り敢えず形にしました。
合板は断面が面白いので、定番にしても良いかなと考えています。ただササクレが激しいので、コーティングをした方が良さそうです。価格も抑えられるし、無垢の木よりもDiyっぽさがあるので若い人はこっちの方が好きかも。
今回ビードは研磨しましたが、溶接ビードをそのままデザインとして残すのも面白いと思います。その分綺麗な溶接をしないといけませんが…。溶接ビードは一つ一つ異なるので手作りの良さを感じて貰えると思います。
夕方仕事を終えて外に出ると盆踊りの歌声が聴こえてきたので、夕涼みがてら子供と奥さんとブラブラ。若い男の子達が少しハニカミながら唄って踊っていました。地元の青年団の子達のようで皆茶髪に金髪。夏休みですねw
お盆らしい雰囲気でとても良かったです。
明日は有孔ボードのフックの取り付けと、オリジナルの試作、店舗用カウンターの製作です。
お盆前にバタバタと
こんにちは。サニーサイドスタジオのたかしまです。
世間はお盆休みですね。明日から連休に入られる方も多いのでは無いでしょうか。
普段取引させて貰っている業者さんやお店も連休に入ってしまうので、駆け込みで発注をかけています。
サニーサイドスタジオはもちろんお盆休みなんてものはありませんので、届いた材料や工具をお盆期間中にゴソゴソとやろうという魂胆ですw
本日は住之江区まで木材の仕入れに行ってきました。とりあえず試作で使うスツールと棚用のアッシュ、ホワイトオーク、ブラックチェリー、米杉などを購入。天然の物なのでサイズや状態はまちまちで、タイミングによってはアタリの時と大ハズレの時があり、天然素材の難しさと同時に面白さを感じます。
今回は初めての材木屋さんでしたが、親切丁寧に色々と教えて頂きました。一部加工を依頼して連休明けの引き取りを約束して夕方には帰宅。楽しい一日になりました。
材木屋さんの香りはなんともリラックスします。これは鉄工所にはなかなか真似できない部分ですね。
個人的には溶接時に出るヒューム(煙)や切削用の油の香りはなんともホッとするのですが、一般の方はどうなんでしょうか…。
さて明日は注文したボール盤が届きます。やっと色々作れる体制になってきました。
何から作ろーかなーw
ロゴマークの完成とサニーサイドスタジオの意味。
こんにちは。サニーサイドスタジオのたかしまです。
先日からデザイナーの方にお願いをしていたロゴマークが完成しました。
沢山打ち合わせをして頂き、僕のあやふやな頭の中のイメージを形にして貰いました。
良い意味で鉄の工房らしくなくて大満足な出来栄えです!
アーチの部分は太陽(サニー)をイメージしていますが、見ようによっては水平線にも見えます。これは工房のある泉南市の海のイメージにも重なり、明るくて開けた工房にしたいという僕の希望やイメージにぴったりハマってくれました。
今後このロゴマークとは長い付き合いになるので、完成の喜びも格別な物がありますね。
嬉しがりなのでTシャツやグッズ的な物を作ろうかと画策していますw
ちなみにサニーサイドスタジオの名前の由来ですが、sunny side は日の当たる側という意味で、studioは工房とか、作業場という意味があります。これは暗い溶接の作業場や鉄工所のイメージを変えて、沢山の人に鉄のDIYを楽しんで貰いたい。溶接を体験して貰いたい。という想いを込めて名付けました。
明るく、気軽に立ち寄れる場所にしたいと思っていますので、名前負けしないよう頑張ります。
もうすぐ2ヶ月
こんにちは。サニーサイドスタジオのたかしまです。
インスタを見返していたらもうすぐ作業場を借りてから2ヶ月になるみたいです(!)
その間に解体作業をしたり、床をモルタルで補修したり、壁に色を塗ったり、板を張り替えたり。
地味な作業ばかりで進んでいるようで進んでいない。そんなもどかしい時間もありましたが、昨日やっとこ溶接ができるようになりました。溶接ができるとオリジナルの製品を製作できるので、やっとはじまったなーと思っていましたが、宣言したオープン予定は9月。9月の末のオープンにしてもあと2ヶ月も無い・・・・。
急ピッチで溶接機の調整や作業場の内装の仕上げをやっています。
自分で宣言した予定だけにプレッシャーもありますが、いい緊張感もあります。1人でやっているとどうしても緩みがちになるので、自分を追い込むのは大事ですね。
今後の予定はオリジナル製品の試作と内装の仕上げ。あとはHPとネットショップの準備です。
2ヶ月経ったので現在折り返し地点。今後は製作の経過等もアップしていきたいと思います。
作業場の前を通る地元の方も訝しげに覗いていくのでそろそろ看板をあげないといけませんね・・。
並行して看板類の製作もしていきまーす!
大工仕事が板についてきました。
モルタルで溝を埋めてみた。セメントとモルタルとコンクリートの違い
こんにちは。サニーサイドスタジオのたかしまです。
先日床下の溝にモルタルを流し込んで埋める工事をDIYでやってみましたが、色々混乱したのでまとめてみました。今後同じようなDIYを考えている方の参考になれば幸いです!
◾️工事の内容
板張りの床を剥がしたら、モルタル塗りの土間がでてきた。大きな溝がありつまずく危険があるので、モルタルを新たに流し込んで埋めたい。
◾️用意したもの
インスタントセメント 20キロ×2袋
水8リッター
左官コテ
柄杓
大きなプラスチック箱
まずホームセンターの資材売り場でモルタルを物色。様々なものが売られていますが、名称はバラバラなのでどれを買って良いのか迷いました。「家庭用モルタル」や「業務用セメント」など、よく分からないので「家庭用」と書いてある物をチョイス。
必要量は袋に書いてありますが、少し多めに買っておいた方が良いかと思います。乾燥して固まった部分の上からもう一度塗っても剥がれてくる心配があるので、できるだけ一回で。
袋に書かれている水の分量を良く守り、少しづつ水で溶いていきます。ホットケーキミックスを混ぜる要領と同じ。ただ乾燥している状態だと粉が舞うので、マスクはしておいた方が良いと思います。作業中に多少水分が飛んでくるので都度水を足して使いやすい硬さにしておきます。
流し込む溝の底に乾燥した砂や砂利があるので、ある程度綺麗に掃除しておきます。乾燥した砂の上にいきなりモルタルを流し込むと水分を持っていかれて馴染みが悪くなります。その為、砂等はある程度取り除いておくのと、流し込む部分水湿らせておくのがポイント。
流し込んだらコテで綺麗に馴らしていきます。乾燥して目減りするので少し盛り上げ気味にしておきます。
乾燥すると 白くなります。
◾️まとめ
・モルタル→セメント+砂+水
・コンクリート→セメント+砂利+砂+水
コンクリートは建物の基礎やビル等、強度が必要な部分に使用し、モルタルはコンクリート表面の化粧仕上げやブロック等の接着剤として使用するようです。
ホームセンターでは色々な名称があるので「家庭用」とか「簡単」と書いてある物をを選べば大体「モルタル」なので水で溶くだけで使えます。ややこしいのは業者が使うような「セメント」や「混ぜる為の砂」がバラバラに売られている所があり、既にセメントと砂が混ざっているモルタルと一緒に並べて販売されています。「インスタントセメント」と「セメント」という名称の商品が並んでる…。
今回わからないまま購入したのは「インスタントセメント」ですが、砂も混じっているので水で溶くと「モルタル」になります。じゃあモルタルって書いてくれれば良いのですが、「セメント」と言った方が一般の人は分かりやすいので「インスタント」をつけて商品名にしているようです。
建築業界用語はややこしい…というブログですが実際名と通称名(商品名)が違うというのは業界あるあるなので、少しづつ気付いた事はまとめておきたいと思います。
ともあれ数日経っても割れや剥がれはなさそうなので上手く行ったようです。
※2017/8/9追記
モルタルとコンクリートの違いが分かりにくいと言われるので、イラストレーターの人に相談。
可愛らしいキャラクターを描いてくれました。物事を人に伝えるのは文だけじゃ無くこんな方法もあるのだと感じました。
ソーホースブラケットを使って作業台を作ってみた。
作業場の壁面にOSBを貼る為に、作業台が必要になってきました。
DIYといえば!というくらい良く見る金具ですが、実際に手に取るのは初めて。
説明書によると1組で100キロ以上耐えられるとの事。1つのパッケージに2個入っています。
割と重量もありしっかりした印象。さすが made in USA。
材料は2×4。ホームセンターでよく見る白い木材SPFではなく、木目が好きなので同じサイズの桧をチョイス。天板に使う合板も針葉樹合板にしました。こちらもなかなか木目が綺麗です。表面少しボコボコしているので、この天板の上では書き物はできなさそうです。見た目重視で選んでしまいました。
2mの長さ物を4本購入し、一般的な作業台の高さ700mmくらいになるようにホームセンターでカットしてもらいます。
◾️材料
脚 680mm×8本
天板を乗せる部分 900mm×2本
天板補強用の25mm角 2m×3本
天板(針葉樹合板13mm 1820×910)×1枚
木ビス(余り物)30mmくらいの長さを30本くらい。
SPFより木目が出ている感じが好きなので桧を選びましたが、角が立っているのでそのままではソーホースブラケットに入りません。
角をカッターで落として入れていきます。
切断面を軽くヤスリをかけてビスで止めていきます。ここまでで作業時間は30分程度。
合板がしなるので裏面に25mm角の木材で補強をするとかなりしっかりしました。
今回はOSB を切断する為に製作したのでこれ位の補強でも十分すぎるくらい。作業台の上でトントンカンカンするならもう少し厚いランバーコアの方がオススメです。20mm以上はあった方が良いかもしれません。
天板は乗っけただけなので、必要ない時は外して収納もできますし、足の長さを変えるのも簡単です。
材料費は全部で5000円くらいでした。作業時間も1人で1時間もかかっていないので、お子さんと一緒に作ったり、DIY初心者の方でも十分楽しめます。ホームセンターで木材をカットしてもらっていれば失敗する事もありません。色を塗ったりしても楽しそうですね。
さーこれで壁面用のOSBをジャンジャンカットしていきますよー。
解体作業はDIY として楽しめるか。解体作業8日間を振り返る。
こんにちは。
「鉄と溶接のDIY」サニーサイドスタジオのたかしまです。
タイトルを書いていて、8日間もやっていたんだとビックリ。作業が進むと何もなくなっていくのでその場の達成感はものすごいものがありますが、あっという間に薄れます。やっぱり何か「モノ」が手元に残るっていうのは大切ですね。
ただ建物の構造や工務店の仕事を解体を通して勉強することができたので、プライスレスな経験だったと思います。
さて、タイトルに対しての答えですが、僕の考えは「一部ノー」です。
勉強にはなりますが、モノづくりとしてのDIY とは少し違うかと思います。
危険度が高い
やっぱり危険ですw
釘やネジを外すだけなら良いですが、どうしてハンマーや体当たり?を多用しないと外せない部分があったり、悪い体勢で電動工具を使用しないといけなかったりと、ケガの可能性がとても高いです。
折れた木材のささくれや突き出た釘なども危険ですね。
先が読めない
自分が行なった仕事ではないので、予想外の場所に釘が入っていたり、逆に釘やネジが緩んでいて突然解体中の壁が崩れ落ちてきたりと、突発の事態が頻発します。モノを作るのであれば設計図もありますし、自分で組み立てていくので先述のような事はあまり起きません。今回、僕達が行なったのは20年以上前に造作された部分で大家さんに聞いても図面もありませんでした。なので構造は想像する他無く、先が読めない作業になってしまいました。
ゴミが大量に出る
これは以前のブログでも書きましたが産業廃棄物が大量に出ます。この処分方法がややこしいです。
産廃業者に頼むと高額になりますし、(軽トラ一杯分持ち込みで3万円いかないくらい)自分で家庭用ゴミとして出す場合はゴミのサイズを小さくしたり、釘などはキチンと抜いて分別しなけれいけません。
バキバキに折れた廃材から釘を抜く作業は楽しくないし、危険なのでオススメできません。時間もかなりかかります。
などなどの理由でオススメはできません。が、ゆっくり時間を掛けてボチボチするなり、複数の人が手伝ってくれるのであれば、ワイワイするのも良いかもしれません。
ハンマーを思いっきり振りまわすのもある意味、非日常体験で気持ち良いですw
どうしても自分でやってみたい方は 危険な作業だと踏まえたうえでキチンと安全対策を行い、余裕をもって複数人で行なって下さい。
安全靴、革手袋、保護ゴーグル、長袖長ズボン、マスク、(場合によっては)ヘルメット
は最低でも揃えて下さい。全部揃えてもワークマンで1万円もかかりません。
安全はお金で買いましょう。
DIY でものを作ると、多少なりとも危険が伴います。ケガをしてしまっては楽しいDIY も台無しです。
どんな作業でも、やるからには安全に注意をして楽しんで下さいね。
今後サニーサイドスタジオでは色々なワークショップを開催します。(解体の、ではありません)
その際にはものを作る面白さだけで無く、危険性やケガの予防の仕方なども一緒にレクチャーできればと思っています。
沢山の廃材。釘やネジが刺さったままです。
足元には釘やガラス片が散らばっています。
グラインダーでの撤去風景。ヘルメット、ゴーグル、使い捨て防塵マスク、デニム生地のジャケット、安全靴、革手袋、溶接用の頭巾を着用しています。廃材に火の粉がかかると燃える危険があるので、どの方向に火の粉を飛ばすのか、考えて撤去します。
1人KYごっこ。今日の作業内容と、危険なポイントを口に出して発表しています。KYは「空気が読めない」では無く、「危険予知」ですw 製造業の現場では毎日行われています。
DIYは「何でも自分でやってみる」という精神です。無謀な事に挑戦する事ではありませんので、計画をたてて楽しく行いましょう。